曲名
サウンドトラック
サウンドトラック
アーティスト名
作曲家未発表 (作曲)
第103回芥川龍之介賞候補になった河林満の小説「渇水」が映画化。生田斗真が主演を務める。
「孤狼の血」シリーズで知られる映画監督・白石和彌が初めてプロデューサーを務める「渇水」。市内に給水制限が発令された日照り続きの夏を舞台に、物語が展開する。市の水道局に勤める岩切俊作の業務は、料金を滞納している家庭や店舗を回って徴収するか、水道を停止(停水執行)すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々を送る俊作は妻子と別居中で、彼の心も渇いていく。だがある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹と出会った俊作は、彼女らを自分の子供と重ね合わせ、救いの手を差し伸べる。
生田が俊作を演じ、岩井俊二の「ラストレター」などにスタッフとして携わってきた高橋正弥が監督を務めた。脚本を手がけたのは及川章太郎。生田は「多くの事がシステム化され、疑問を持たずに波風を立てずに日々を過ごすことが上手な生き方なのかもしれません。ただ、なにか違う。このままでいいのかとふと立ち止まり、自分を見つめ直す事も悪くない。そう思わせてくれる作品です」とメッセージを送っている。
2022年公開。
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芥川賞候補傑作選 平成編1 1989-1995 単行本
鵜飼哲夫 (編集) 春陽堂書店
収録作品 河林満「渇水」(第103回候補)
昭和の文豪がスカウトした平成の新人作家たち―。平成元年の第101回から第113回までの芥川賞候補作のなかから、「いま読んでも面白い作品」全9篇を厳選。人気作家の初期作品、これまで書籍化されたことのない作品など、知られざる傑作を掲載。
映画情報
●出演者
※本情報は、2021.11.25 時点の情報です。