曲名
サウンドトラック
サウンドトラック
アーティスト名
佐藤洋介 (作曲)
「そこのみにて光輝く」「きみの鳥はうたえる」などで知られる作家・佐藤泰志の本格的な文壇デビュー作をもとにした本作。東出昌大演じる主人公・工藤和雄が故郷の函館に戻り、病んだ心を治療するために晴れの日も雨の日も街を走り続けるさまが描かれる。映画には原作にない“夫婦の崩壊と再スタート”というテーマも盛り込まれ、妻・純子役で奈緒が出演した。
ティザービジュアルには、ぼんやりと空を見上げる和雄の姿と「聴こえてくる──静まらない心の震えが」というコピーが収められた。またタイトルロゴには佐藤直筆の文字が使用されている。
そして特報には、函館の街で走り続ける和雄や、大東駿介扮する友人・佐久間研二の姿が。最後には純子の「なんでこうなっちゃったんだろうね、私たち」という声も盛り込まれた。
なお監督の斎藤久志は、本作について「もし、佐藤泰志が『小説』と言う人生を全うしたと仮定するなら、おそらく僕は今、『映画』と言う人生の途中にいるんだと思う。人生とは時間。それぞれの時間の重なり合った先に一つの映画が生まれました。そこに観る人の時間が重なれば幸いです」とコメントしている。
「草の響き」は東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開。
2021年10月8日(金)公開。
きみの鳥はうたえる (河出文庫) 文庫
佐藤 泰志 (著) ‎ 河出書房新社
郊外の書店で働く「僕」といっしょに住む静雄、そして佐知子の悲しい痛みにみちた夏の終わり…世界に押しつぶされないために真摯に生きる若者たちを描く青春小説の名作。読者の支持によって復活した作家・佐藤泰志の本格的な文壇デビュー作であり、芥川賞の候補となった初期の代表作。珠玉の名品「草の響き」併録。
アーティスト情報
佐藤洋介
★プロフィール
岡本定義とのユニット、COILとして1998年「天才ヴァガボンド」デビュー。エンジニアとしてサウンド面の中核を担い、COILのみならず外部アーティストからもそのサウンドメインキングのクオリティは高く評価されてきた。また、ソロユニットPropo名義で2002年にはアルバムをリリース。2005年にRCサクセションのライブ盤「ラプソディーネイキッド」のミックスではその臨場感溢れる音作りで高い評価を得る。
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きみの鳥はうたえる (河出文庫) 文庫
佐藤 泰志 (著) ‎ 河出書房新社
郊外の書店で働く「僕」といっしょに住む静雄、そして佐知子の悲しい痛みにみちた夏の終わり…世界に押しつぶされないために真摯に生きる若者たちを描く青春小説の名作。読者の支持によって復活した作家・佐藤泰志の本格的な文壇デビュー作であり、芥川賞の候補となった初期の代表作。珠玉の名品「草の響き」併録。
そこのみにて光輝く (河出文庫) 文庫
佐藤 泰志 (著) ‎ 河出書房新社
北の夏、海辺の街で男はバラックにすむ女に出会った。二人がひきうけなければならない試練とは―にがさと痛みの彼方に生の輝きをみつめつづけながら生き急いだ作家・佐藤泰志がのこした唯一の長篇小説にして代表作。青春の夢と残酷を結晶させた伝説的名作が二〇年をへて甦る。
映画情報
※本情報は、2021.08.10 時点の情報です。