曲名探偵団

作曲家未発表 （作曲）

真夏の大自然の中を、ひとりの若者が黙々と進んでいく。彼の名は“ナツオ”。蝉の声に囲まれて、魂をたぎらせながら、道なき道を切り拓く。どこへ？何のために？吹き出す「汗」にも、苦しい「渇き」にも、ひるむことなくひたすら進む。虫さされも覚悟の上だ。ポケットには相棒の液体ムヒがある。「かゆさ」も、彼の前進を止めることはできない。“熱い”世界を熱く生きる“ナツオ”にとって、この冒険のすべてが「生きている証拠だ」。やがて彼の眼前に姿を現したのは、荘厳な滝だった。感情を爆発させる“ナツオ”。夏のテッペンをめざして、いま“ナツオ”の冒険が幕を開けようとしている。