曲名
サウンドトラック
サウンドトラック
アーティスト名
沢田完 (作曲)
史実をもとにした本作では、戦後初のキャビンアテンダントとなる佐野小鞠の奮闘が描かれる。東京で町工場を営む両親のもとに生まれ、飛行機のパイロットを夢見るも、戦争で父、母、兄を亡くした小鞠。料亭を営む叔母に引き取られ手伝いに明け暮れていたある日、彼女は「日本の空を日本人の手に取り戻したい!」という言葉を耳にする。当時、日本はGHQに航空関係の活動を一切禁止されていたのだ。声の主は逓信省航空保安部長の松木静男で、小鞠は彼の部下・三島優輝と出会う。そして1951年、戦後初の日本の航空会社・日本民間航空が発足。三島から“エアガール”を募集していると聞いた小鞠は、飛行機の仕事に関わりたい一心で応募を決意する。
広瀬が小鞠役で主演。脚本を「テルマエ・ロマエII」「映画 ビリギャル」の橋本裕志、演出をドラマ「やすらぎの郷」「やすらぎの刻〜道」の藤田明二が担当する。
本作でテレビ朝日のドラマに初主演し、キャビンアテンダント役にも初挑戦した広瀬。「当時の日本と世界のやり取りや衝撃的な国際関係など、初めて知ることばかりで、『こんなことが起きていたんだ!』とドキドキしながら脚本を読ませていただきました」と述べ、「とても複雑で深いストーリーなのですが、それらをポップなシーンを交えて描き出しています。日本にもかつてこんな物語があったんだと、知ってもらえる機会になったらうれしいなと思っています」とコメントしている。
あらすじ
1928年、東京・下町で小さな町工場を営む両親のもとに生まれた佐野小鞠(広瀬すず)は、飛行機部品の生産を手がける父の影響で空へのあこがれを募らせ、パイロットになりたいという夢を抱きながら大きくなった。しかし、兄は神風特攻隊として出撃して戦死。両親も東京大空襲で亡くしてしまい、ひとりぼっちとなった小鞠は、料亭を営む叔母・千代(松雪泰子)のもとに身を寄せることに。おかげで高等女学校だけは卒業させてもらったものの、料亭の手伝いに明け暮れる日々を送っていた。
そんなある日、小鞠は料亭の一室から「日本の空を日本人の手に取り戻したい!」という決意みなぎる熱い言葉を耳にする。声の主は、逓信省航空保安部長の松木静男(吉岡秀隆)。日本は終戦後、GHQによって一切の航空活動を禁じられていた。さらに、吉田茂首相の側近・白洲次郎(藤木直人)は日本の航空事業を海外企業に委ねた方がよいと考えていた。だが、松木はどんな困難が待ち構えていても日本人の手で航空事業をはじめるべきという、固い信念を抱いていたのだ。松木の話に感動し、思わず聞き入ってしまった小鞠だったが、彼の若き部下・三島優輝(坂口健太郎)に立ち聞きをとがめられてしまう。しかし、これが2人の運命の出会いとなる…。
1951年、GHQと粘り強く交渉を重ねた松木の熱意が実り、ついに戦後初の日本の航空会社“日本民間航空”が発足する。すでに社員となっていた三島からエアガールを募集していると聞いた小鞠は飛行機の仕事に関わりたい一心で応募を決意。しかし、エアガールは最先端の超人気職! とんでもない倍率の試験が待ち構えていた。
その後、数々のピンチを乗りこえてなんとか合格した小鞠だったが、入社式からわずか1週間後、あわただしく試験飛行に臨むこととなって…!?
2021年3月20日(土)よる9時放送!
日本航空一期生 (中公文庫) Kindle版
中丸美繪 (著) 中央公論新社
GHQによる「航空禁止令」のもと、占領下の日本では、航空機保有はおろか、教育や研究も禁止されていた。民間航空再開の日を夢みて奮闘し、「日本航空」創立後は、現場主義・安全運行を何より徹底した先達たち。その気概に満ちた歳月を、当時を知る関係者の貴重な証言をもとに描いたノンフィクション。文庫化にあたり大幅加筆をした決定版。
アーティスト情報
沢田完
★プロフィール
作曲家、音楽プロデューサー。東京音楽大学中退後、作曲家であり指揮者の山本直純のもとでアレンジャー・オーケストレーターを務める。現在は幅広いジャンルで多彩な曲を提供する作曲家として知られており、ドラマ・舞台・映画などでも活動している。平原綾香の曲を手がけたこともある。2005年にはリニューアルしたアニメ『ドラえもん』の音楽を担当。
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日本航空一期生 (中公文庫) (日本語) 文庫
中丸美繪 (著) 中央公論新社
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日本航空一期生 (日本語) 単行本
中丸 美繪 (著) 白水社
日本の空を取り戻せ!敗戦後6年、ナショナルフラッグを誕生させた人々の、創業時代の苦難と喜びを、貴重な証言を中心に生き生きと描く、渾身のドキュメント。
番組情報
●出演者
※本情報は、2019.04.21 時点の情報です。