曲名探偵団

大貫妙子 （歌）

作詞：LOPEZ EDUARDD MONTESINOS
日本語訳詞：大貫妙子
作曲：SENCHEZ JOSE

　「この惑星の仕事は移動が多い」という宇宙人ジョーンズのナレーションをバックに、得意先へ向かう田舎道を、早足で歩く堺さんとジョーンズ。約束の時間に「間に合わないよ」と焦る堺さんの頭の中に、「遠いって言ったじゃないですかぁ」と指摘された杉咲さんとの会話がよぎります。「ホントに遠いなぁ」と急ぎ足で歩いていると、いきなり道の真ん中にピンクのドアが現れ、そのまま「ドン！」と頭をぶつけてしまう堺さん。「どこでもドア！なんでこんなものが」とびっくりしつつも、すぐに目の前のドアを開けると、一瞬でキャベツ畑が広がるあぜ道にワープします。

　堺さんが「社長〜！」と呼びかけた先で畑仕事をしていたのは、ここの農場主の役所さん。「ホントに来たのか」とあきれた様子で一旦作業の手を休めて、クラフトボスをひと口飲みます。「直接ご提案した方がいいと思いまして」という堺さんに対して、自分の首からぶら下げたスマホを見せながら、「リモートでいいじゃないか」と指摘する役所さん。意外なひと言に、堺さんがア然としていると、頭上から「ブーン！」というプロペラ音が聞こえてきます。空を見上げると、かごをぶら下げたドローンが飛んでいて、「作物を運ぶドローンだ」と説明する役所さん。空から目線を移し、「じっちゃんが操ってる」と指差す先には、ドローンのコントローラーを操作する役所さんの父親と母親の姿見えます。「ああいうの取り入れないタイプかと」と驚く堺さん。「こう見えて農業界のドラえもんって言われてんだよ！」とドヤ顔を見せる役所さんに、あっけにとられた表情で「はぁ」とうなずきます。

　後日、今度はリモートで会話することとなったメンバー一同。「先日はどうも」とあいさつする堺さんに、倉庫でタブレットを持った役所さんが、クラフトボスを飲みながら「リモートいいじゃん」と話しかけると、自宅からリモートで参加している杉咲さんもうれしそうにほほ笑んでいます。そんな堺さんたちのやり取りを見て、自宅の部屋から「この惑星ではどこでもワークできる時代が来ているようだ」とレポートするジョーンズ。すると、なぜかジョーンズの背後に置いてある「どこでもドア」の扉が開き、その隙間からドラえもんがそっとのぞいている姿が見えます。

＜原曲＞
「VIOLETERA LA」
PADILLA SANCHEZ JOSE