曲名
ノクターン(夜想曲)第2番 変ホ長調 作品9-2
クラシック
試聴あり
アーティスト名
芳根京子 (演奏)
作曲:フレデリック・ショパン
終戦75年の今年、広島に投下された原爆によって命を落とした、ある女性の物語に光をあてます。
あの日、原爆の爆風を受け、傷つきながらも奇跡的に残ったピアノ。かつての持ち主は、河本明子さん19歳。どこにでもいるような、家族を愛し、音楽を愛した、ひとりの女性でした。彼女をイメージしてつくられた曲「Akiko’s Piano」が、今年8月、広島で世界初演を迎えます。演奏に用いられるのは、明子さんが実際に使っていた、被爆したピアノ…。
明子さんの在りし日の姿を、日記にもとづいてドキュメンタリーとドラマで描きます。主演は、「べっぴんさん」以来のNHKドラマ出演となる芳根京子さん。1台のピアノが奏でる音が、歴史に埋もれた名もなき女性の物語を浮かび上がらせます。
【あらすじ】
昭和15年。広島県三滝町に暮らす河本明子(芳根京子)は、父・源吉(田中哲司)、母・シヅ子(真飛 聖)、そして弟2人と仲良く暮らしていた。明子のよろこびは、大好きなピアノを演奏すること。ある日、彼女の夢を応援してくれた教師の竹内(町田啓太)のもとにも、召集令状が届き…。戦況が悪化していくにつれ、徐々に音楽から引き離されていく明子の生活。「勉強がしたい」、「もっとピアノを弾きたい」。そんな思いをよそに、勤労奉仕に駆り出される。そして昭和20年8月6日の朝も、父の反対をおして、作業のために市の中心部へと向かっていったのだった。75年後の広島。被爆したピアノが、明子の思いを奏でる。
2020年8月15日(土)[BSプレミアム・BS4K(同時放送)]後6:00〜7:29
<原曲>
「Nocturne No.2, Op.9-2」
フレデリック・ショパン
アーティスト情報
芳根京子
★プロフィール
1997年2月28日生まれ、東京都出身、女優、JAPAN MUSIC ENTERTAINMENT所属。
CDなどを買う
明子のピアノ 被爆をこえて奏で継ぐ (岩波ブックレット) (日本語) 単行本(ソフトカバー)
中村 真人 (著) 岩波書店
19歳で広島の原爆に命を奪われた河本明子さん。愛奏していたピアノはその響きを取り戻し、「音楽で平和を」の輪を世界に広げていく。原爆の記憶を伝え、未来につなげる物語。
番組情報
スペシャルコンテンツ
明子さんの被爆ピアノ
WEB限定ムービー・PV/インタビュー・メッセージ/その他
※本情報は、2020.08.16 時点の情報です。