曲名探偵団

indigo la End （歌）

本作は、地球から約40万km離れた月周辺を飛行する宇宙船に、たった1人で長期滞在している宇宙飛行士・高村宗一の物語。煩わしい人間関係が嫌いな高村宗一を千葉、宗一の元恋人で彼を取材することになったテレビ番組のディレクター鮎原咲子を門脇麦が演じ、宇宙船に搭載されたAIのユリに吉岡里帆が声を当てる。また宇宙機構JAXISのスタッフ役で、矢本悠馬、山田真歩、小松利昌も出演した。

脚本を担当するのは「あの日々の話」やドラマ「伝説のお母さん」を手がけた劇作家の玉田真也。ドラマ「ピーナッツバターサンドウィッチ」の椿本慶次郎が監督を務める。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、撮影は1人芝居をバーチャルスタジオで撮影し、リアルタイム合成で映像化。千葉は撮影について「孤独で切ない瞬間もありますが、宗一はもっと気丈な人物だと思うので、まだまだ僕は未熟だな、と気を引き締める日々です」「でも、特撮を経験しているので、少しは慣れているようにも思います」と語り、離れた場所から共演する門脇と吉岡へ「総じて、お二人ともアイミスユーです」とコメントした。

門脇は「『人と距離をとって生活しなければならない。』その距離がどれだけ寂しいものか、人々が痛感した今だからこそ生まれたドラマなのではないかと思います」と本作を紹介。AIという役どころにワクワクしたという吉岡は「AIと宇宙飛行士、宇宙飛行士と地球の元恋人との会話の応酬が、物理的には遠いのに精神的には近いように感じて、そのアンバランスさが面白いなと思いました」と述べている。

■あらすじ
宇宙飛行士の高村宗一（千葉雄大）は、人類が宇宙で快適に生活するためのサンプルデータをとるために、1年間も宇宙に滞在している。極度な人間嫌いの彼は、煩わしい人間関係を逃れ、人工知能のユリ（声：吉岡里帆）とともに宇宙でひとり暮らす生活に満足していた。そんなある日、元恋人の鮎原咲子（門脇麦）から衛星回線で取材を受けることになる。画面上で久々の再会を果たし、ついついケンカになってしまうが、宗一は懐かしい気持ちを思い出す…。一方、ＡＩのユリは宗一に抱いていた感情が人間の恋に近いのではと気づき、自分の存在意義に疑問を感じ始める。宇宙飛行士と地球の元恋人とAIの三角関係の行方は！？そして、人間嫌いの宇宙飛行士が出す答えとは！？

2020年7月24日（金）深夜0時12分スタート（全4話）毎週金曜深夜0時12分放送

テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
※テレビ大阪のみ、翌週月曜深夜0時12分放送