曲名探偵団

土屋太鳳 （歌）

本作は1970年代に放送されていた読売テレビ制作のオーディション番組「全日本歌謡選手権」をモチーフに、歌手になることを夢見るヒロインの奮闘と成長を描く物語。歌手を目指しながらも、その夢をあきらめかけている主人公・小沢翼を土屋、翼がタイムスリップしてしまった1975年の東京で出会う大空つばさを百田が演じ、1曲しか売れなかった元歌手で翼とつばさの才能に気付く津島浩一郎に向井が扮した。

つんく♂は、1970年代初頭をイメージして「幸せのセレナーデ」を作詞・作曲。「僕が小学生の頃に、感覚で捉えていた空気感と、仕事し始めて受け取った70年代という時代感を混ぜ合わせました。実際のそのままのレトロを作りあげるのではなく、ちょっと強調した、自分なりの70年代を作りあげました」と語っている。

音楽は大好きだが人前で歌うことに戸惑いがあったという土屋は、レコーディングにおけるつんく♂のディレクションに驚きの連続だったそうで「私の知らない私を、つんく♂さんはすぐに見つけてくださいました」とコメント。つんく♂の「もっとマイクに近づけて、歌うのではなく、囁いて」という言葉を受けたときのことを「歌うんじゃない、これは心の声なんだと目から鱗の気持ちになりました。その目から鱗の『鱗』が、翼の心を通して、涙になったのだと思います」と振り返っている。

■審査員役
八代亜紀　天童よしみ　五木ひろし

2019年2月22日（金）21時放送。

＜原曲＞
「誰もいない海」
トワ・エ・モア