曲名
サウンドトラック
サウンドトラック
アーティスト名
ティグラン・ハマシアン (作曲)
オダギリジョーの長編映画初監督作品で、柄本明が演じる船頭を通して本当の人間らしい生き方を描いた。橋の建設が進むある山村。川岸の小屋に暮らし、村と町を繋ぐため船頭を続けるトイチは、村人の源三が遊びにやってくる時以外は黙々と渡し舟を漕ぐ毎日を送っていた。そんないつもと変わらない日常を送るトイチの前に、ある1人の少女が現れたことをきっかけに、トイチの人生は大きく変わっていく。主人公のトイチ役を「石内尋常高等小学校 花は散れども」以来11年ぶりの映画主演となる柄本が演じ、源三には村上虹郎が扮した。「ブエノスアイレス」「恋する惑星」などで知られるクリストファー・ドイルが撮影監督を務め、黒澤明監督の「乱」でオスカーに輝いたワダエミが衣装デザインを担当。音楽を映画音楽初挑戦となるアルメニア出身のジャズピアニスト、ティグラン・ハマシアンが手がける。
【ストーリー】
明治後期から大正を思わせる時代、美しい緑豊かな山あいに流れる、とある河。船頭のトイチは、川辺の質素な小屋に一人で住み、村と町を繋ぐための河の渡しを生業にしていた。様々な事情を持つ人たちがトイチの舟に乗ってくる。日々、黙々と舟を漕ぎ、慎ましく静かな生活を送っていた。こんな山奥の村にも、文明開化の波が押し寄せていた。川上では煉瓦造りの大きな橋が建設されている。村の人々は「橋さえできれば、村と町の行き来は容易になる」「生活しやすくなる」と完成を心待ちにしているが、トイチは内心、複雑な思いでその様子を見守っていた。そんな折、トイチの舟に何かがぶつかる。流れて来たのは一人の少女だった。トイチは少しの間その子の様子を見てやることにするが、それと同じ頃、トイチは渡し舟の客から、奇妙な惨殺事件の噂を耳にする。少女はどこからやってきたのか? どんな過去を背負っているのか?少女の存在はトイチの孤独を埋めてくれてはいるが、その一方でトイチの人生を大きく狂わせてゆくことになる……。
2019年9月13日(金)公開。
『ある船頭の話』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
ムビチケ
年号が「平成」から「令和」に変わる今、文明の波や時代の移り変わりに直面した山奥の村を舞台に、「本当に人間らしい生き方とは何か」を世に問う問題作が生まれた。オダギリジョーが満を持して長編映画の初監督に挑戦し、11年ぶりの主演となる名優、柄本明をはじめ、川島鈴遥や村上虹郎、ほかにも日本映画界を代表する多彩な顔ぶれが競演。俳優として海外でも精力的に活動してきたオダギリのもとには国際派スタッフが集結し、圧倒的な映像美と音楽で描く、極上の物語がここに完成した。
アーティスト情報
映画情報
●出演者
※本情報は、2019.08.15 時点の情報です。