曲名
サウンドトラック
サウンドトラック
アーティスト名
作曲家未発表 (作曲)
片平なぎささんが主演を務める『赤い霊柩車』。1992年に第1作が放送されて以来、根強い人気を誇る同シリーズ。”サスペンスの女王”の本領発揮となる約2年半ぶり、待望の最新作が登場します!
1993年に原作が発表されたこの「猫を抱いた死体」は、今回が初の映像化。テーマは「親子の絆」そして「祇園のおきて」。このふたつのキーワードを軸に、京都・祇園を舞台とした愛憎劇が繰り広げられます。
片平さん演じる明子のフィアンセ・春彦役の神田正輝さんをはじめ、狩矢警部役の若林豪さん、そして石原葬儀社のふたり、大村崑さん、山村紅葉さんといったおなじみのメンバーが今回もそろい踏みします!
■あらすじ
出張で京都へやってきたフィアンセの黒沢春彦(神田正輝)と祇園・花見小路を散策中に、父との思い出の品“金平糖”を見つけ、子供の頃を懐かしむ石原明子(片平なぎさ)。さらに、春彦が今度京都府内に新設予定の医科大学にやってくるかもしれないと聞かされ、すっかり上機嫌に。
その後、“甘味喫茶かざみ屋”の前を通りかかった明子に、声をかけてきたのは“祇園で一番元気”と言われている芸子の豊駒(佐藤仁美)、そして舞妓姿になっている良恵(山村紅葉)だった。「恥ずかしいわ。うちのきれいなとこ見られてしもて」とすっかりその気になっている良恵だったが、そんな彼女を不思議そうに見つめる明子に「豊駒さんと僕の仕業です」と爽やかな笑顔で声をかけてきたのは、エプロン姿の店主・森岡道夫(宮下裕治)だった。「良恵さんが舞妓さんをうらやましそうに見ていたので、豊駒さんと2人で、良恵さんに舞妓さんになってもらったんです」。そう語る道夫の胸には、彼が「僕の家族」と言う猫のモモが抱かれていた。
ある朝、いつものように出勤してきた明子に大慌てで声をかける良恵。なんと道夫が転落死したとの連絡が知り合いから入ったという。そしてその直後、石原葬儀社に一本の電話が。その主は、“ましや呉服”の社長・増谷康弘(佐戸井けん太)。そして用件は、道夫の葬儀の依頼だった。
京都府警捜査一課・狩矢警部(若林豪)、橋口警部補(松永博史)、鑑識の野村浩一(山口竜央)らによる現場検証では、小雨降る夜、迷子になった道夫の飼っていた猫のモモを助けようとした際に足を踏み外し、斜面の上から転落死。その胸にはモモの亡きがらが抱かれていた…という道夫だったが、明子の中では何かがずっと引っかかり続けていた。
事件の真相に迫るにつれて見えてくる、人間模様、祇園のおきて、そして親子の絆。京都に生きる人々の、それぞれ複雑に入り組んだ思いを、明子は解きほぐしていくことができるのか!?
2018年11月16日(金)19時57分〜21時55分放送。
猫を抱いた死体―葬儀屋探偵・明子 (徳間文庫) 文庫
山村 美紗 (著) 徳間書店
連休の朝、自宅近くの道路脇で少女の轢死体が発見された。遺体は可愛がっていた猫の死体を抱いていた。やがて犯人は自首。だが、葬儀を依頼された葬儀社の女社長・石原明子は、遺体に不審を抱く(表題作)。葬儀屋探偵・明子の名推理四篇。
番組情報
●出演者
※本情報は、2018.11.16 時点の情報です。