曲名
サウンドトラック
サウンドトラック
アーティスト名
吉川清之 (作曲)
松本清張初期の傑作短編小説、『鬼畜』。清張が実話をもとに1957年に執筆した作品で、善良な人間の心に悪魔が生まれる瞬間と親子の絆を描き、読者の胸の内を深くえぐりました。
1978年には映画化(監督、野村芳太郎、主演、緒形拳)、2002年にはドラマ化され(主演・ビートたけし)、センセーショナルな物語と深い人間ドラマが日本中を震撼の渦に巻き込みました。
テレビ朝日ではこれまで『点と線』(2007年)、『砂の器』(2011年)、『十万分の一の偶然』(2012年)、『三億円事件』(2014年)、『黒い樹海』(2016年)など数々の清張作品をドラマ化し大反響を獲得してきましたが、今回、その総力を結集! 集大成として、不朽の名作『鬼畜』を新たにドラマ化します! 清張がこの衝撃作を書き綴ってから60年――2017年のラストを飾るドラマスペシャルとしてお送りします。
物語の主人公は、小さな印刷会社を営む竹中宗吉。妻・梅子と共に真面目に働いてきましたが、経営が軌道に乗ると宗吉は、愛人・菊代を囲うようになり、3人の子どもまで生ませていました。しかし、事業につまずいて仕送りが滞ると、菊代は宗吉の家に子どもたちを連れていき、自らは失踪。それをきっかけに、宗吉の運命は崩れていきます…。
いったいなぜ、善良で心やさしい人間だった宗吉の心に、“鬼畜”が生まれたのでしょうか…!?
本作では、現実に追い詰められて哀れにも身を落としていく男と、ただひたすらに父を思い、信じ続ける息子の姿を丁寧に描写。“人間の業”をまざまざと見せつけながらも、その根底に確かに存在する、せつなくも深い親子愛を浮かび上がらせていきます。転落の果てに、宗吉が見出したものとは…!?
2017年12月24日(日)よる9時放送。
鬼畜 (双葉文庫 ま 3-8 松本清張映画化作品集 2) 文庫
松本 清張 (著)
鬼畜…鬼と畜生。転じて残酷な行いをする者。──印刷所を営む男の愛人が、3人の子供を残して姿を消した。妻に子供を始末するように言われ、次第に追い詰められていく男の姿をリアルに描く犯罪小説「鬼畜」、ある体験が新しい犯罪を生む過程を精妙に描いた心理サスペンス「潜在光景」など、映画化・傑作ミステリー作品集の第2弾!!
アーティスト情報
吉川清之
★プロフィール
1965年4月21日生まれ、劇伴作曲家。東京都出身。血液型O型。自ら劇伴音楽を手がける新・警視庁捜査一課9係では第2シリーズの第5話でピアニスト役で出演していた。
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火曜サスペンス劇場2 鬼畜 [DVD]
出演: ビートたけし, 黒木瞳, 室井滋
1981年にスタートし、高視聴率を獲得する日本テレビの看板番組「火曜サスペンス劇場」の代表的な作品を映像商品化。開局50周年記念作品となった松本清張の「鬼畜」を収録。ビートたけしほか出演。
鬼畜 [DVD]
出演: 岩下志麻, 緒形拳, 蟹江敬三, 田中邦衛, 大竹しのぶ
松本清張の短編小説を、野村芳太郎監督が映画化。大人のエゴで歪められた子供たちの世界と弱い大人の世界を対比しながら、切っても切れない親子の絆を描いた異色ドラマ。“日本アカデミー賞セレクション”。
番組情報
●出演者
※本情報は、2017.12.09 時点の情報です。