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TOP > 「サウンドトラック」 吉川清之 - ドラマスペシャル ヘヤチョウ「サウンドトラック」

曲名

サウンドトラック
サウンドトラック

アーティスト名

吉川清之 (作曲)

 肩書きは一介の巡査部長に過ぎない警視庁捜査一課の刑事ですが、誰もが認める刑事としての高い手腕で“ヘヤチョウ”として信頼されている男。そんな武骨な刑事が、突如として人間的な悩みを抱えることになり、葛藤しながらも難事件に立ち向かう姿を描く刑事人間ドラマ。これまでの事件捜査がメインの刑事ドラマには登場しなかった人間臭いヒーローを、「臨場」、「ゴンゾウ」といった刑事ドラマで個性的な主人公を見事に演じ、高い評価を受けてきた内野聖陽が演じます。

 内野演じる主人公の釜本は、誰もが認めるやり手刑事。その手法は古くさく武骨ではありますが、着実に成果をあげるなど上司からも信頼を得ています。ところが、時間も忘れて捜査に熱中するあまり、親友の同僚刑事の相談に乗ることが出来ず、彼は自殺。さらに家庭をも顧みなかったがために、寝たきりの父の面倒を長年みてきた妻にも愛想をつかされてしまいます。刑事として犯人逮捕を第一に考え、行動してきたおかげで、人間としての心を失ってしまったのではないか。釜本は初めてと言っていい“人生の壁”にぶち当たり、苦悩します。そんな釜本の前に現れたのが、警察官として認められたいともがく女性刑事・美紀(武田梨奈)。美紀はかつて釜本が世話になった先輩刑事の娘。彼女なりの悩みに接した釜本は、人間として自らの悩みと重ね合わせ、事件捜査に奔走しながらも人間的にも成長していきます。

 原作は、警視庁捜査一課に勤務、退職後は刑事・警察作品の企画協力、原案提供、演技指導などを行う一方、小説などの執筆も手がけた故・飯田裕久氏の小説「地取り」、「検挙票」。この2作を大河ドラマ「八重の桜」、「相棒」などの山本むつみが脚色しました。内野は、過去に飯田氏が警察監修を担当するドラマに出演。俳優として飯田氏を信頼、心酔してきました。2010年に飯田氏が急逝すると、内野主演で飯田氏原作のドラマ化の企画が立ち上がりましたが、内野の主人公を演じる年齢ではないという意向もあり見送りに。その企画が今回ついに実現、内野にとってもおよそ7年越しの思いが形になる、という悲願が果たされる記念すべき作品となりました。
 連続通り魔事件、強盗殺人事件の捜査という事件捜査を縦軸に描きつつ、刑事・釜本という一人の人間が抱える苦悩と葛藤、そして立ち直っていく姿が描かれていきます。単なる刑事ドラマではない奥深い魅力を内包した味わい深い人間ドラマです。
 事件解決までの流れと人間・釜本の心情が巧みに折り重なり、ワンシーン、ワンシーンで胸に迫ってくる濃密なストーリーが味わえます。内野を始めとした演技派俳優陣の卓越した演技、こだわりのあるスタッフ陣による映像美も作品のみどころです。
 共演は、若手女性刑事・美紀に武田梨奈、釜本の理解者でもある上司・15係係長の沼尻に平田満、釜本と敵対する東中野署署長・吉沢に吹越満、釜本の妻・幸江に奥貫薫、寝たきりとなった釜本の父・和彦に石橋蓮司、ほか実力派俳優が集結!
 内野をはじめスタッフ、キャストの強い思いが画面からにじみ出てくるような“人間”を描いた刑事ドラマ。これまでの事件捜査ものとは一線を画した、ドラマスペシャル「ヘヤチョウ」にご期待ください。

2017年12月17日(日)よる9時放送。

書籍
2009/5/7発売

地取り 単行本

飯田 裕久 (著)

下北沢の一戸建の別々の部屋で血まみれの男女が倒れている、との一報を受けた警視庁捜査1課殺人犯捜査第15係の釜本巡査部長が現場に到着すると、65歳の父と19歳の娘が刺殺されていた。凶器は刃の長い刺身包丁で被害者宅のものではない。犯人の動機は、怨恨か、窃盗か?釜本はさっそく地取りを開始する…。マスコミ各紙誌で絶賛された『警視庁捜査一課刑事』の著者の小説デビュー作。

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アーティスト情報

吉川清之

★プロフィール

1965年4月21日生まれ、劇伴作曲家。東京都出身。血液型O型。自ら劇伴音楽を手がける新・警視庁捜査一課9係では第2シリーズの第5話でピアニスト役で出演していた。

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書籍
2009/5/7発売

地取り 単行本

飯田 裕久 (著)

下北沢の一戸建の別々の部屋で血まみれの男女が倒れている、との一報を受けた警視庁捜査1課殺人犯捜査第15係の釜本巡査部長が現場に到着すると、65歳の父と19歳の娘が刺殺されていた。凶器は刃の長い刺身包丁で被害者宅のものではない。犯人の動機は、怨恨か、窃盗か?釜本はさっそく地取りを開始する…。マスコミ各紙誌で絶賛された『警視庁捜査一課刑事』の著者の小説デビュー作。

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書籍
2009/9/4発売

検挙票 単行本

飯田 裕久 (著)

警視庁恵比寿警察署交通課から刑事課盗犯係に配置換えになった辻本美紀は、上司から「デカは検挙件数こそが命だ」と叩き込まれ、他の警察署と検挙件数を競っていた。ある日、美紀は暴漢に襲われ、脇腹を刺された。病院で意識を取り戻し、捜査一課の釜本宣彦巡査部長から事情聴取されるうちに、美紀は想像を絶する意外な真実に気づく。元捜査一課刑事にしか絶対に書けない迫真の警察小説、第2弾!

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番組情報

※本情報は、2017.12.09 時点の情報です。

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