曲名探偵団

マイケル・ブーブレ （歌）

オフィスにて。ジョーンズを連れて、成田さんと杉咲さんのところへやって来た堺さん。「新人、個性派ぞろいなんだって？」と尋ねると、杉咲さんが遠くにいる新人たちを見ながら「はい、そうなんです」と答えます。まずは、同僚と打合せ中のりんごちゃん。「ヤダー、でも…」とかわいらしく話していた声が突然、「炎上なんか気にしなくていいっしょ」と野太い声に変わります。続いて、デスクで先輩社員と話しているのは、寺田心くん。「子供じゃないんですから、駄々こねるのはやめましょうよ」と優しい声で諭しています。最後はミーティングルームで得意先と会議中の古市憲寿さん。部長に向かって、「部長のご意見、正しいだけで全然面白くないですよね」とズバッと指摘します。

　そんな新人たちを見て、「個性派すぎる…」と堺さん。その瞬間、堺さんとジョーンズの前方からビューッと突風が吹いて、「新しい風が、吹いた。」というタイトルが入ります。個性派すぎる3人の言動に、軽いショックを受ける堺さんに対して、「個性がブレンドされて、スペシャルなチームになるんです」と語りかける成田さん。そのことを分かりやすく伝えるため、古市さん、りんごちゃん、心くんが一緒になってラグビーのスクラムを組んでいるイメージカットが入ります。

　オフィスのシーンに戻ると、社内にいる全員が、おそろいのラグビーユニフォームを着ていて、「じゃ、次のプレゼンやってみるか？」と、りんごちゃんにラグビーボールをパスする堺さん。受け取ったりんごちゃんが「できなーい！」と、すぐに隣の心くんにパスすると、心くんも「できません！」と隣の古市さんにパスします。そして、古市さんが「僕もできませ…」とボールを元に戻そうとすると、いきなり野太い声で「やれよ！」と一喝するりんごちゃん。ボールを引っ込めた古市さんは、すっかり表情をこわばらせています。

　新人たちのやり取りを横目に、「クラフトボス スペシャルティ微糖」を飲んでいる成田さんと杉咲さん。すると、どこからともなく審判姿のジョーンズが現れ、「ピーッ！」とホイッスルを鳴らすカットに、「この惑星の組織では、ワンチームと言っていれば、うまくいく、というわけではない」というナレーションが重なります