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TOP > 「『牧神の午後』への前奏曲[アレンジ]」 スチュアート・ハンコック - 氷上の王、ジョン・カリー(原題:The Ice King)「劇中演技曲」

曲名

『牧神の午後』への前奏曲[アレンジ]
クラシック 試聴あり

アーティスト名

スチュアート・ハンコック (編曲)

作曲:クロード・ドビュッシー
演奏:ブラチスラヴァ交響楽団(サウンドトラック再録)

イギリスの男子フィギュアスケート選手でオリンピック金メダリスト、ジョン・カリーのドキュメンタリー。バレエのメソッドを取り入れた演技により、1976年インスブルック冬季五輪のフィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得したジョン・カリーだったが、マスコミによって本来表に出るはずのなかったセクシャリティが公表されてしまう。まだ同性愛が差別されていた当時、ゲイであることが明らかになったメダリストの存在は世界を驚かせ、論争を巻き起こすが、それでもカリーの華麗な滑りは人々を魅了し、後進にも大きな影響を与えていく。アイススケートを芸術の域まで高めたと言われるカリーのアスリートとしての姿はもちろん、栄光の裏にあった孤独や、病魔との闘いなど知られざる光と影を、アーカイブ映像や関係者へのインタビューなどを通して明らかにしていく。日本公開版は、2014年ソチ冬季五輪にも出場した元フィギュアスケーターの町田樹が字幕監修および学術協力。

五輪フィギュアスケート金メダリスト、ジョン・カリーのドキュメンタリー「氷上の王、ジョン・カリー」。監督のジェイムス・エルスキンと音楽監督のスチュアート・ハンコックが音楽について語る特別映像が、YouTubeで公開された。

バレエのメソッドを取り入れた華麗な演技で多くの人々を魅了し、1976年開催インスブルックオリンピックのフィギュアスケート男子シングル部門で金メダルを獲得したカリー。本作では競技者としてのカリーだけでなく、彼の栄光の裏にあった深い孤独が、パフォーマンス映像やインタビューを交えて明らかにされる。

映画に登場するカリーの数々の演目は、クロード・ドビュッシー「『牧神の午後』への前奏曲」、ニコライ・リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」などの楽曲に彩られている。本作ではそのすべてが、オリジナルの譜面をもとにブラチスラヴァ交響楽団による演奏で再録音された。

またエルスキンによれば「カリーは『2001年宇宙の旅』に影響されて『美しく青きドナウ』を選曲した。彼はよくデヴィッド・ボウイと比較され、ボウイが持っていたような審美眼があった」という。特別映像にはヨハン・シュトラウス2世「美しく青きドナウ」が使われた演目の映像を収録。ハンコックは「それぞれの楽器が共鳴し合ってできる音楽は、コンピューターなんかには絶対に再現できるものじゃない」とオーケストラによる演奏の味わいに触れ、エルスキンは「孤高のジョン・カリーの演技をよみがえらせること、彼の魂を呼び起こし映画で生き返らせることだった」と本作の音楽にまつわる“狙い”を語っている。

2019年5月31日(金)公開。

<原曲>
「Prelude a "L'apres-midi d'un faune"」
クロード・ドビュッシー

CD
2016/9/7発売

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、夜想曲、交響詩「海」 他 CD

試聴

指揮: ブーレーズ(ピエール), モレル(ギャレス) 演奏: クリーヴランド管弦楽団

原曲、ディスク:1-1曲目に収録。
伝統的な和声に支配された旧来の音楽から脱却し、近代音楽への扉を開いたドビュッシーの管弦楽作品集。マラルメの象徴詩をもとに作曲された≪牧神の午後への前奏曲≫、音によって光と影の綾を描く≪夜想曲≫、夜明けから刻々と変わる海の一日を描写した≪海≫など、印象主義の代表作を収録。「≪牧神≫のフルートから音楽の歴史は息遣いを変えた」と語るブーレーズと、クリーヴランド管弦楽団のエスプリに溢れた演奏でお聴きください。 (C)RS

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アーティスト情報

スチュアート・ハンコック

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※本情報は、2019.05.21 時点の情報です。

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