曲名探偵団

松任谷由実 （歌）

　ＣＭでは弱小野球部員、ラッパーに憧れる男子、ただ時間をやり過ごす女子ら、都会から離れた土地で生まれ育った高校生たちの日常が描かれる。変化のない日々へのイライラと自己嫌悪、エネルギーを持て余す表情を追う。

　「神様はなぜ、僕らをここに閉じ込めたのか」、「目に映る、すべてがキライで…」という高校生たちの声に続き「逃げ出したかった場所こそが、僕の楽園であった。」というテロップがインサート。悩んだ日々の背景には「心の拠り所」となる家や家族との暮らしがある、という企業メッセージが込められている。

　青春をテーマにした新曲は「私の地図には　いつでも　潤んで光る街があるの」という歌詞でスタートする。曲に込めた思いについて「私が“家”ということを考えると、まず子供の頃に住んでいた家が思い浮かびます。もし、今そのまま残っていたらいいな、行ってみたいな、と凄く切ない気持ちになります。一番帰りたい場所を思い出すような、そんな曲にしてみました」と語っている。。